称名寺薪能2013年04月18日 15:39

今回は称名寺薪能に関するお話です。

今年も称名寺薪能の開催が近づいてきました。称名寺は北条実時が開基した真言律宗の寺で、関東最大の仁王像(金剛力士像)と阿字ヶ池と呼ばれる浄土式庭園が有名です。梵鐘は金沢八景の一つで「称名の晩鐘」として知られています。称名寺の境内で篝火に照らされながら演じられる能と狂言は、一度観賞すると病み付きになること請け合いです。偶然その存在を知ってから、一昨年、昨年と2年連続で妻と一緒に観賞してきました。

今年の開催内容は、金沢区観光協会のHPによると以下の通りになっています。

(引用ここから)

金沢の春の風物詩 今年で16回目を迎える称名寺薪能

~称名寺浄土式庭園を背景に演じられる幽玄な世界をお楽しみ下さい~

日時:56日(月祝)16:30開場17:30開演

会場:称名寺境内※雨天の場合、金沢公会堂 第一回開演17:30 第二回開演19:30

演目:『金沢猩々』かねさわしょうじょう(以下の写真をご覧下さい。)

金沢の海に住むというお酒の精「猩々」と村人が浜辺で繰り広げる友情の物語。第5回に何百年も上演されなかった演目を再演。今回はさらに特殊演出で上演します。

『苞山伏』つとやまぶし

薪取りの途中で居眠りした山人、通りかかった山伏も歩き疲れて寝込む。そしてもうひとりの男が山人の弁当(苞)を平らげ寝込む。3人の顛末が愉快な狂言。

出演/能  櫻間 右陣(シテ方 金春流)

   狂言 野村 萬斎(狂言方 和泉流)

入場料/S席:5,000円(前売指定席)、A席:4,500円(前売指定席)、自由席:4,500円(当日券)

(引用ここまで)

今年も前売り券を入手すべく、発売開始時刻330日(土)10時にチケットぴあにアクセスしましたが、アクセス集中のため購入手続きに入れぬ内にあっと言う間に完売になってしまいました。翌日、仕方なく、金沢区公会堂に朝早く出かけて購入しようとしたところ、前日で全ての前売り券は完売しましたの貼り紙が掲示されていました。昨年までは、何とか前売り券が入手できていたのですが、今年は、市長を始め関係者のPRが最大限に効いたためか、完全に入手困難なプラチナチケットと化していました。金沢区民としては、称名寺薪能の認知度が上がるのは嬉しいのですが、前売り券が入手困難になるのは、非常に残念です。残された道は、当日券の購入のみですが、家事万端整えて、早い時間から妻と出かけても、入場できる保証も無いので、どうしようか悩んでいます。無駄足になるのを覚悟して出かけるのは、究極の選択になります。

昨年、入場したときのライトアップされた称名寺を示します。(以下の写真をご覧下さい。)薪能の舞台は浄土式庭園の左脇広場に設営され、二つの篝火が映し出す演目は、暫し時の流れを忘れさせ、鎌倉時代にタイムスリップしたかのような不思議な感覚に誘います。昨年の演目は、能が『土蜘』(つちぐも)で、狂言が長光(ながみつ)でした。(以下の写真をご覧下さい。)

今年は、薪能を観賞できるかどうか分かりませんが、来年は必ず事前準備を怠らずに、一番可能性の高い前売り券入手方法に賭けてみようと考えています。

 

(『金沢猩々』かねさわしょうじょう)

 

『金沢猩々』かねさわしょうじょう

(昨年の称名寺薪能夜景)

昨年の称名寺薪能夜景

 

(昨年の『土蜘』つちぐも)

昨年の『土蜘』つちぐも

 

(注:薪能夜景以外の写真は、金沢区観光協会のHPから入手したものです。)

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