最近購入した本(3冊)その22013年11月03日 12:13

今回は最近購入した本(3冊)に関するお話です。(以下の写真をご覧下さい。)

(1)特許翻訳のテクニック

この本は、以前から都立中央図書館などで見かけていましたが、特許翻訳実務の関連調査を優先していたため、取りあえず内容確認を先延ばしにしていました。この間、紀伊國屋書店で手に取って確認した結果、基本的な事項の説明が多いものの、自分でも気付いていなかったノウハウも散見されたので思い切って購入しました。出版社のキャッチコピーは以下のとおりです。【本書は、翻訳者の生活や業界の話、英語での特許明細書の書き方にいたるまで自分で特許翻訳ができるようになるための秘訣が詰まっています。仕事の一環として、また職業として、この世界に興味を持った方はぜひ本書で特許翻訳者の世界を垣間見てください。】

(2)英文法の楽園

書店の新書コーナーは、定期的にチェックしています。特に英語関連本は必ず内容確認を行い、気に入れば直ぐに購入します。本書もそうした経緯で購入した1冊で、電車通勤の時間を活用して読んでいます。出版元の宣伝文句は以下のとおりです。【見たこともない単語が並ぶ、英字新聞のヘッドライン。いざというときに出てこない、敬語表現。つい使ってしまうけれど、実は不適切な、Shall I?Will you?の使い方。日本人が知らない、ネイティヴに通じる実践的な英文法を、Q&Aの形で楽しく学べるこの一冊。知って得する蘊蓄と、豊富な例文がちりばめられた105の項目が、あなたの英語センスを磨きます。】

(3)カラスの常識

以前にTVコマーシャルで見た光景があります。それは、カラスが走ってくるBMWのタイヤの線上にクルミを置いて、車をクルミ割り器の代わりに利用しているシーンでした。意外に賢い、もしくは学習能力のある鳥であることに驚きました。カラスを良く見かける割には、自分自身、その実体をほとんど理解していません。そんな中、書店の一隅で本書を見かけ、購入しました。出版社の内容説明は以下のとおりです。【ゴミを荒らして困る、カアーカアーとうるさい、いきなり頭を攻撃された…カラスと人とのトラブルは絶えない。カラスと共存する道を探らなければ、人間も不幸だし、カラスも不幸である。想定外のことが起こると腹が立つ。何でこうなるのと思う。カラスの迷惑とはそんなものである。だから、まずカラスのことを知ってみよう。「カラスの常識」に則って行動しているカラスの立場に立ってみよう。山ではクマの知識が必要なように、現代ではカラスの知識が必要なのだ。カラスの立場に立って考える―それが、じつはカラスのみならず人が暮らしやすい社会をつくっていくのではないか。】

 

 

(特許翻訳のテクニック)

特許翻訳のテクニック

 

 

(英文法の楽園)

 

英文法の楽園

 

(カラスの常識)

 

カラスの常識

 


地球温暖化の嘘2013年11月16日 16:07

今回は地球温暖化の嘘に関するお話です。

2013.09.20付けのDaily Mail (英国)によると、世界のトップクラスの気象学者たちは、地球の気温が最後の15年間上昇していない事実を「隠蔽」することを促されているそうです。1998年が最も暑い年だったという事実に対処することが期待されているが、科学者たちは説明に苦慮しているとのことです。

この辺の事情は、元東京大学教授、渡辺正氏による書籍「地球温暖化神話 終わりの始まり」に詳しく解説されています。(以下の写真をご覧下さい。)

最近、渡辺正教授が北海道新聞に掲載した図を見てみると、最近15年間CO2はかなり増えているけれど、世界の気温は全く上昇していません。(以下の図をご覧下さい。)このようなデータがあるのに、「最近、温暖化したので、異常気象が増えた」などという報道が多いのは、何らかの圧力がかかっているものと思われます。

渡辺正教授による『終息に向かう「地球温暖化」騒動』という記事から引用します。【1998年以降(ほぼ京都会議以降)の1617年間は、権威ある数機関が発表する地上気温も、1979年以来の衛星観測気温も、横ばいのまま推移している。なお、衛星観測した日本の大気温は、過去35年間まったく上がっていない。さらに、2001年以降の1213年間は、どの気温データもくっきりと低下傾向を示す。1617年間に及ぶ「温暖化停止」という事実の意味は重い。なぜなら、少なくとも同期間、仮に世界各地で「異常気象」や干ばつ、早い梅雨入り、「最も遅い真夏日」があったとしても、その原因が「地球温暖化」だとは言えないからだ。】

地球温暖化ありきを前提にした国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)を中心とした環境利権に関わる人々(温暖化ネタで潤う企業人や役人、メディア、研究者)は、一大勢力をなしており、不都合な事実はなかなか報道されにくい構造になっているものと考えられます。

そういえば、IPCCについては、以前にもクライメイトゲート事件が発生し、その信頼性を大きく損ねたことがありました。(暴露されたメールによると、気象研究者が故意に気温の低下を隠した事件。)

それにしても、なぜ堂々と嘘がまかり通るのでしょうか。以前の記憶では、最初は一大事件として報じられたものの、騒動が収まると、責任追及もされずにうやむやになってしまった事件が数多くあります。例えば、常温核融合(これは多大の予算を付けた追試実験の結果、可能性が否定された。)、ダイオキシン問題(人体への摂取量は減少しているのに誤った対策法を制定した結果、新規焼却炉の受注が増えたゴミ焼却炉メーカーのみが潤った。)、環境ホルモン(恐怖を煽る報道により、多額の研究費が費やされたが、実体的な被害は無いことが分かった。)が挙げられます。

このように報道で大きく採り上げられる問題に対しては、常に冷静で時に懐疑的な視点を持つことが大切ではないでしょうか。

 

 

(地球温暖化神話  終わりの始まり)

 

地球温暖化神話  終わりの始まり

 (最近の世界の平均気温)

  

最近の世界の平均気温

 

最近購入した本(3冊)その32013年11月23日 17:32

今回は、最近購入した本(3冊)その3のお話です。

3冊いずれも新書ですが、世界から見た日本という共通のテーマに基づいて選択しました。(下の写真をご覧下さい。)

(1)住んでみたドイツ 82敗で日本の勝ち

本書は、ドイツ在住30年、現地で結婚し、3人の子供を育てた著者の日独比較論です。ドイツ人の日常は、実際のところどうなのか……実は、あまりに不便すぎて、日本人ならとても生きていけないトピックスが満載です。例えば、猛暑の中、エアコンの故障した特急列車の車内温度が60度にも達し、団体旅行中の高校生が次々に倒れても、ドイツ鉄道の総裁は、「その他の列車のエアコンは正常に機能していたのだから、40台程度の故障は偶然で大きな問題では無い。」と述べ、大顰蹙を買ったそうです。また、自分の予約した指定席のある列車が存在していない(未接続)ので他の列車の自由席を探すよう求めるというビックリ放送があることもしょっちゅうとのことです。

(2)意外に日本人だけ知らない日本史

本書は、スウェーデン人と結婚し、現在は南仏プロヴァンスに住む女性アーチストが、ヨーロッパと東京を往復しながら、外から見た日本の有様を綴ったエッセイです。前作の「一度も植民地になったことのない日本」が面白かったので、購入してみました。およそ90年前に当時の国際連盟において人種差別撤廃に関する提案を日本が行ったことが、アジア・アフリカ諸民族に与えた影響は計り知れないものがあったという評価があるそうですが、自分も本書を読むまで知りませんでした。また、糞尿もリサイクルして極めてエコな社会を作り上げていた江戸時代に対する認知度も大きいことが指摘されています。何しろ当時のパリでは、生ゴミや排泄物が通りに捨てられるため、悪臭が漂っていたという記録もあるそうです。

(3)イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか

出版元の紹介内容を引用すると以下のとおりです。【イスラムを過剰に怖れる必要はない。私たちが思っている以上に、日本人は尊敬されているのだ。日本は理想的社会と見られ、アニメやマンガも引っ張りだこ。礼儀正しさや義理、人情といった美風に強い関心と共感を持っているのだ。欧米の植民地主義に屈せず独立を守った日本の歴史や皇室の伝統への、ムスリムの畏敬の念を紹介し、その良好な対日感情をどう国益に結びつけるかを論じる。日本人のためのイスラム入門。】

イスラム社会に対する知識は、ほとんど持ち合わせていませんが、世界の中でアングロサクソン以外の人々がどういう風に日本を見ているかという点で、非常に示唆に富んだ本であると感じました。日本に対して友好的な感覚を持った人が多いということ自体、貴重な財産であり、有効に活用していくことが外交的にも期待されていると考えます。

 

 

(住んでみたドイツ 82敗で日本の勝ち)

 

住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち

(意外に日本人だけ知らない日本史)

意外に日本人だけ知らない日本史

 

(イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか)

 

イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか


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