特許翻訳スクール2013年01月13日 16:22

今回は、特許翻訳スクールを選んだ経緯をお話します。特許翻訳のスキルを上げるには、参考書で独習するより、翻訳スクールで勉強する方が効率的であろうと考え、ネット検索でいくつか候補をリストアップし、事前の説明会がある所を2つ選びました。1つは、ILC国際語学センターで、もう1つは、東レ特許翻訳スクールです。前者は、名前のとおり、特許翻訳専業ではなく、その中に特許翻訳講座もあるという位置づけです。体験講座に参加したところ、講師はネイティブでしたが、専門が電気・電子関係の人だったので、当方のニーズ(化学・バイオ)には合致しませんでした。後者の東レ特許翻訳スクールでは、事前説明会(入門講座向け)の内容が大変すばらしく、「なぜ特許翻訳が必要とされるのか」から始まり、特許翻訳業界の成り立ち、今後の業界動向、東レ翻訳スクールの沿革と特徴、使用するテキストの閲覧などがあり、特許翻訳に関する基礎知識を包括的に学べる講座であることが、理解できました。私が、特に気に入ったのは、使用するテキストが充実している点で、後々まで参考資料として使えそうな内容とボリュームでした。聞くところによると、このテキストを入手する目的で、受講される人が相当おられるとのこと。そういわれても、充分納得できるテキストであると判断しました。具体的なテキストの内容は、日米欧の特許制度の説明、特許翻訳の基本的な考え方、使用する辞書等のリコメンド、出願から特許登録に至るまでの書類の例(日米欧の正式書類を経時的にまとめたもの、各国特許庁に対する応答文書も含む)などが過不足無く盛り込まれ、実に良くできているテキストであると感じました。こうした状況を踏まえて、私は、東レ特許翻訳スクールの入門講座(化学・バイオコース)を受講することに決めました。

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