桐蔭特許翻訳講座2014年度第2期2014年08月09日 13:23

今回は、桐蔭特許翻訳講座2014年度第2期のお話です。

この講座は、前期と同様、訳語選択の「なぜ」を考えるというタイトルで開催されます。期間は、924日から1217日まで、隔週水曜日の10:4012:10となっています。毎回、特許明細書から抜粋した英文(130ワード程度)の課題が出され、講座のある週の月曜日午前10時までに、各自が翻訳した和文を提出する決まりです。それを講師が集計して、訳語選択のバラツキと頻度をまとめます。当日は、その資料をもとに、どうしてその訳語を選択したのかについて、参加者全員で議論し、考え方を共有するという進め方です。一回の講座が終了して数日後、講師から議論した内容や補足事項などを記載したコメントがメールで送信されてきます。

毎回、訳語選択にあたり、内容を充分調べて、納得できる根拠を確認した後、訳文を提出していますが、講座当日には、また新たな考え方、気付きが出てくることに吃驚してしまいます。今度こそ、ほぼ完璧な訳文と思っていても、結果的に内容を充分理解していなかったところや、分かっているという思い込みにより、調査をしないで訳語を決定したところなどが明らかになり、内容の理解度は、自分が考えているほど高いものでは無いことに気付かされます。

受講回数を重ねるにつれて、明細書の記載内容を理解するレベルが少しずつ上がっている、少なくとも、本当はどういう意味かという心の中の問いかけが増えてきているという実感があります。

 

 

(桐蔭特許翻訳講座2014年度第2期)

 

桐蔭特許翻訳講座2014年度第2期

 



「特許翻訳の実務」という本を買いました2014年08月09日 13:27

今回は、「特許翻訳の実務」という本のお話です。

桐蔭特許翻訳講座の講師をしている水野麻子さんのメルマガを読んでいたところ、最近出た特許翻訳関連の書籍で「特許翻訳の実務」という本が、内容が充実していて、本当にお薦めできる旨、紹介されておりました。水野さんが高く評価している特許翻訳関連の書籍は、今まで、あまり聞いたことが無かったので、これは期待できるかもと思い、GOOGLE検索で調べてみると、高評価のコメントがヒットしました。そのまま、直ぐAMAZONに注文することも、頭の片隅に浮かびましたが、念のため、書店で内容を確認してから、購入するかどうかを決めようと考えました。横浜の紀伊國屋書店に店頭在庫があることをネットで確認した上で、先日、見に行きました。手に取って、目次やアピールポイントの詳細を検討した結果、是非とも購入すべき本であると判断したので、その場で購入しました。(以下の写真をご覧下さい。)

出版元のキャッチコピーを引用すると以下のとおりです。

「翻訳品質を上げるにはどうすればよいか。翻訳実務の流れ、翻訳に必要な特許法の知識、明細書作成・出願・補正時に翻訳者が知っておくべきことがわかる、プロフェッショナルを目指す人のための1冊。」

「翻訳品質をもう一歩レベルアップするために。これからの特許翻訳者と特許実務者が覚えておきたい翻訳知識・法律の知識と考え方を解説。」

 

 

 

(特許翻訳の実務)

 

 

特許翻訳の実務




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