桐蔭特許翻訳講座(2013年第2期) ― 2013年08月03日 16:09
今回は桐蔭特許翻訳講座(2013年第2期)のお話です。
前回の第1期(全9回)は、5月8日から始まり、7月10日に無事終了しました。毎回、受講生は事前に課題の翻訳文を提出し、講座の当日に、講師より受講生全体の訳語の分布や頻度が示され、訳語選択の適否が議論されます。想定以上に訳語のバラツキが見られ、いわゆる十人十色の翻訳が現れてきていました。各人の訳語選択に至る思考は、様々で、確固たる裏付けを得て選択された訳語はそれなりに説得力があるものの、原文の意味する範囲に出来るだけ近いものを選択し、日本語として、自然で正確な文章にするには、それなりのノウハウと訓練が必要であると感じられました。翻訳者が、原文に対して何も足さず、何も引かない翻訳文を作成できることが理想ですが、原語の意味範囲と日本語の意味範囲が完全に一致することは少ないので、どう折り合いをつけていくかが翻訳者の腕の見せ所かも知れません。
この間、購入した本「英単語のあぶない常識」の中で、吃驚したのは、「several」は「数個の」ではないという内容でした。英和辞典には、最初に「数個の、通常5,6個の」という訳語が載っていることが多く見られるが、英英辞典では、「3以上で多くない数の」と説明されています。実際の用例でも5,6個と限らないケースが多いという指摘でした。自分の固定観念に囚われると、誤訳するリスクが高くなることが容易に想像できました。
桐蔭特許翻訳講座(2013年第2期)は、10月9日から始まり、12月11日までの全10回の講座です。内容は、第1期を踏襲して、《訳語選択の「なぜ」を考える》となっています。第2期は、訳語選択の思考過程を検証することに加え、適切な訳語候補を効率的に調査する方法についても踏み込んでいくと説明されています。前回の第1期を受講して、自分の訳語選択に関するアンテナ感度が高くなった感触があります。そこで、第2期も大いに期待できると判断し、早々に受講申し込みを済ませました。(受講場所の案内を以下に示します。)
(桐蔭横浜大学交流会館)

(桐蔭横浜大学キャンパスマップ)
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