翻訳経験の蓄積量2013年08月17日 16:20

今回は翻訳経験の蓄積量に関するお話です。

今までの研究開発や知財管理の業務で経験した英文特許明細書の読み込み件数は、数百のレベルですが、しっかりした日本語に翻訳した、いわゆる特許翻訳の件数は、百に満たないと思います。翻訳の世界では、ある程度まとまった量の翻訳経験を重ねないと翻訳レベルは向上しないとよく言われます。実際にどのくらいの件数をこなせば、良いのでしょうか。自分としては、少なくとも数百の件数は必要ではないかという感覚を持っています。

そこで、翻訳経験の蓄積量を増やすため、意識的に課題を設定して、継続的に取り組むことを考えました。ここで問題になるのは、良い教材を収集することです。幸いにネット情報を検索すると、自分の希望に沿った資料が比較的簡単に入手できることが分かりました。

自分が入手した教材の例(英文と和文のセット)を2つ示します。(以下の画像をご覧下さい。)

(1)国際特許出願の英文明細書とその翻訳文(入手ソース:特許庁電子図書館および世界知的所有権機関のHP

まず、化学およびバイオの分野で、技術対象を選定して、その技術分野に強いもしくは出願件数の多い特許事務所や代理人(弁理士)を予め調べておきます。ついで、特許庁電子図書館でその代理人を検索語に選んで、特許公表公報のテキスト検索を行って、自分にとって好ましい特許公表公報(日本語翻訳文)を選定します。この公表公報の原出願である、欧米の発明者によるPCT出願(英文で記載された明細書)を世界知的所有権機関のHPからダウンロードします。こうした作業により、英文明細書とその翻訳文という教材が得られるので、これらを題材に、自分で翻訳を重ね、翻訳経験の量を上積みしていきます。

(2)知財翻訳検定試験の過去の問題と解答(入手ソース:知財翻訳検定協会のHP

これまでに翻訳速度の向上訓練として、上記過去問(化学およびバイオの1級の問題全て)について、実際の試験と同じ条件下で、翻訳作業を行ったことがあります。今回は、その後整備された辞書類や向上した翻訳スキルを反映させて、改めて全問を翻訳して、翻訳の質と速度を検証してみようと考えています。

 

 

(特許電子図書館のHP

 

t特許電子図書館のHP

(知財翻訳検定協会のHP

 

知財翻訳検定協会のHP


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